いって見た、その感じ。

  • 本当は我らが「左隣のラスプーチン」の記念すべき第一陣となるはずであった「文学フリマ 2007」に遊びにいってきた。そのレビューを書き留めて置こうと思う。
  • まず、文フリ自体はとても盛況だった。運営の人たちもさすがに手馴れていて、僕が遊びにいった範囲では目だったトラブルは見受けられなかった。多少込み始めると道が狭く感じられたけれど、それもコミケの愛嬌というか、いわゆる熱であろう。たぶん千人以上の来客があったらしい。
  • 会場は熱かった。そして何より楽しかった。
  • 今回は小林ブルボン氏や、早稲田文学の出店など、相変わらず大手が現れて話題をさらっている。早稲田文学にいたってはフリーペーパーの『WB』を配っていたぐらいである。また、大正大学、法政大学、早稲田大学、一時期休止していたものの不死鳥のごとくよみがえった一ツ橋大学、そのほか多くの大学の文芸サーの出店や、三十代四十代の文学愛好者たちの存在が目立っていたような気がする。今回は白泉社Uブックス研究会の出店がなかったのが残念であるけれども。むろん、πのような純文学路線の作品に定評が在るサークルも出店しており、またBL、SF、ファンタジーなどのサブカル関係も元気だ。小説が多かったが、評論も多い。評論に関していえばサブカル批評が量的に多かった印象。またアメリカの音楽批評を翻訳した骨太な評論集が出されいたことも注目に値するだろう。また、ローカルなジャンルではあったが、俳句や短歌、現代詩など「詩集」の存在も目がはなせない。
  • いや、ますます楽しみになってきましたね。
  • 以降、入手した戦利品についてのあれこれを書いておくことにします。が、これはあくまでもたたたの責任によって書くものであり、「左隣のラスプーチン」の意思ではありません。