ぼんやりしてしまって、なんにも出来ずにすみませんでした

 なんだかわかりませんが、ゲームばっかりやってました。全くモノも書けず、生きている心地も死んでいるような感じもなく、ぼんやり……とゆうにはやたらに研ぎ澄まされた感覚があったような、なかったような。
 LIMBOとゆうヘンテコでかつ単純なゲームを拾ってぷあぷあ遊んでいました。暗くてモノクロで、かわいくてすごく怖い道中を、ひたすらひたすらに、左へ左へ、時々右へ。道行く人が次々に自殺して、やっと会えたと思えた人間は全力で殺しに来る。そして、つまんないことで死ぬ。そういうゲームです。けっこう頻繁に、モノクロでかわいげあるプレイヤーキャラの首が落ちます。……飛ぶんじゃなくて。
 そういうゲームをやりながら、ああ、プレイヤーにできることなんかけっこう少ないんだなと思ってしまう。ジャンプしたり、台を引いたり押したり引いたり押したり。そういう単純な繰り返しのような作業の果てにゴールがあるのです。

 地震の衝撃がいろんなところに飛散してゆらゆらしています。僕もまだそこから立ち直っていません。被災はしてません。
 でも、ウォーターベッドの上にいつまでもいるような不安定な浮かんだ感じ。これがなくなるまで、もう少しの時間がいるでしょう。多くの人がそうであるように。
 けれども、少しずつでも動いてゆきたいと思います。