ゼロアカ以外全部紹介VOL7

あとで全部まとめなおします。詠みにくいのはご勘弁をー。

B-7 柳屋文芸堂

http://www.geocities.jp/yanabunn/
http://yanabunn2.seesaa.net/
1999年に「鳥のいる場所」でインターネット文芸新人賞最優秀賞、2003年に文学活動全般に対して川口市芸術奨励賞文学賞を受賞。
柳田のり子の、純文学系サークル。ほぼ毎週さまざまな即売会に顔をだしている様子です。委託も多い。
「ダメ男など」をどうするのか激しく知りたい昨今ですが、ブログに書いてる本がごくごく短い紹介ながらすごい。シュレーディンガー音頭を知ってるひとを久しぶりにみました。元々は物理学科卒なのかしら。作品もブログで見れます。数はそこそこ。まぁ、こういうのあるよねみたいなところもありますが、いいんじゃないかしら。

期待度3〜8

B-8 《葦牙》(あしかび)の会

http://www1.odn.ne.jp/ashikabi/
 こちらも文学フリマでは常連のグループ。前回も二階で、破滅派さんの左隣におりました。創刊第一号は1984年11月ということで、てか俺の生まれた年じゃないですか。二十年以上活動している左派系の文芸サークルです。それなりにお年を召された方が多いので、伝統的な文芸同人誌という風情もありますね。一部掲載作品をウェブで見れます。そして同人文芸サークルとしては稀な「代替わり」を経験したところでもあるようです。いかにもーというコンテンツが多いのですが、けっこう読めるものもありますよ。

期待度3〜7
 

B-9 はんせい社 才能の試行錯誤マガジン『はんせい』

http://hanseihansei.infoseek.ne.jp/
あ、そうそう。五月にはどうもありがとうございました。ブースまでわざわざ尋ねてきてくださって。
2008年3月創刊。直近では「ミニコミサミット」などにも顔を出しているサークルです。複数の執筆陣を抱えて、かなり多方面にわたる論客がいたりするようです。ブログとポッドキャストもやっているようですが、ブログでは延々と経済関係の話が載っています。
文学フリマでは「はんせい第五号」を新刊で出すようであります。ホチキス留めながらなかなかバカ企画あり、インタビューありの紙面は面白かったですよ。

期待度4〜8

B-10 第二文学社 サブプライム同人誌『第二文学』

http://d.hatena.ne.jp/dainibungakusya/
サブプライム同人誌……。
破綻するのかしら? 低所得者たちの雑誌らしいです。七名の同人たちの名前が最初のほうのエントリに見えますね。
リンク先はブログになっており、以下のような本が刊行されるということが書いてあります。
ちょっと「変な和歌大特集」は気になるかも。ゼロアカを意識したコメントも見えて、やはり二階は激戦区になりそうですね。

小説
・「演劇男」(高根)
   ……下北。王様。
・「桜の花びら」(三糸)
   ……古語小説。天皇中宮と。
写真
・「めんめん」(Saki*)
詩歌
・【短歌】「カンタンカタンカ」(春日)
   ……変な和歌大特集(仮)。
・【詩】(高根)
エッセー
・「にしゃにしゃ(仮)」(津村)
   ……○○のオノマトペ
評論
・「第二文学とは何か(つくってみてver.)(仮)」(三糸・福澤)
   ……対談(仮)。
・「創作講座以前講座」(三糸・福澤)
マンガ
・「nコマ!」(作画・古ノ池/原案・全員)
……nは自然数、のnコママンガ。猫、魚、蝸牛、鶏。緑色の元気な髪の女の子の出るマンガのように、元気に「エヌコマ!」とでも読んでいただければ。

以下のフリーペーパーみたいなのも売ったりするらしい。

・「現代文学聖地探訪」
 「海芝浦とその周辺――【「駅 2008―鶴見線に降りたアートたち」展】にかこつけて――」というわけで、鶴見線に揺られてきた人がいます。

期待度 3〜8

B-11 食パン&マイノリティ

http://mogu.zashiki.com/
ちょww、これは黒船の予感。すでに何度か文学フリマに参加しているようですが、まったくノーマークでした。うかつでした。モグとみじんこの二人による文芸誌、というか、カオス。表紙が牛。内容はかなり雑多なエッセイ集という雰囲気ですが、目次を見るになんというスローライフ路線と驚愕せずにいられません。地味に精神病新聞の人が座談会にいたりするあたりカオス。第四号が最新刊のようです。HPはかなり見づらい。

『食パン』4号内容
02・特集:紙モノ座談会/フリペ・ミニコミ発行人+ジェズ 
【愛情通信・大内アパート月報・精神病新聞・minority・食パン】
04・本当のレトロは気合いがちがう キリドツ N ほーこく
06・新生活応援・5月病をごまかす/愛情通信・ヨンコ
08・「ジャンプしたとき」/中澤絢子
09・イラスト/リッター1.200円
10・食パン大好き/ふじたきりん
12・Suicaだけで出掛るのやめた/モグ
13・フェレットが飼いたい 改め アリクイも飼いたい番外編
“モモジロウとの生活”/カーサン平太サンドロビッチ
14・ベタとスカート/みじんこ
16・イタリアンレストランを舞台にした
ドラマ「バンビー○!」をチラ見して描いたマンガ。/じぇんじぇん
18・愛すべき 親バカ コーナー
18・もみさりく…momisariku-booklet…
19・1484んぶん vol.3「あの人この歌篇」/1484
20・なぜなにいち丸〜宇宙の巻〜/いながきちえこ
22・ホクロサイン→編集事件簿
22・食パンまつり/モグ
23・募集&お知らせ
24・あとがき

ページ端っこ(無駄情報&不毛なつぶやき)

<カラー2P>
ショップ&ギャラリー s.c.o.t.t
ダイコンちゃん/ゆずママ

模索社やタコシェなどでも取り扱ってるらしいです。

期待度5〜8

B-12 NPO法人学生団体新人会

http://www.shinjinkai.com/
謎の団体。講演会を開いたりしているらしい。もともと19人の予備校の同級生があつまったのが今は会員を百人を超えるサークルさんになっていて、就職活動支援などを行っているとのこと。
http://www.yagashiwa.com
ただ、どうやら公式サイトにはまったく文学フリマに関する記述が見当たらず、こちらの八柏龍紀のブログにおいて告知されています。11月29日に水無田気流速水健朗八柏龍紀トークライブをやるらしく、「文化系トークラジオ」にリンクがありましたが見つけられず。。文学フリマへの参加はそのトークイベントとの合同企画らしく、イベントに出ている人たちを使って同人誌を作りました。ということなのかもしれない。なぜか女の子のグラビアも掲載されるらしいのでなにがなになのか分からない。慶応のグループなのか? インタビューは豪華になりそう。

期待度 3〜8

B-13 Lilmag ZINE書店「Lilmag (リルマグ) 」の出版部門。活動紹介と漫画レビュー本ほか。

http://lilmag.org/
http://d.hatena.ne.jp/Tigerlily/
ここからは大手サーが連続する超激戦区。その先方は、ZINE書店という書店形態で名をあげた野中モモのサークル「Lilmag」である。書店のブースらしく「古本屋」になるのかもしれないけれど、■『少女と少年と大人のための漫画読本 2007-2008』を投入するかもしれません。Lilmagのオリジナルブックということですね。第六回文学フリマにももちろん参加。写真付きの解説も載ってますよ。

期待度 wktk!

B-14 書評王の島

http://d.hatena.ne.jp/bookreviewking/
 書評界の女王「豊崎由美」が率いる最強のブックリスト。本という本にハバネロを駆けていくような辛口書評の女王の島がついに文学フリマに上陸ですよ。一応今回はトヨサキ社長以外の受講生たちの書評ももちろん掲載。VOL2が新刊で、900円。VOL1が500円。通販もやってるんだってさ。VOL2のコンテンツは以下の通り。サイトの目次より転載。

  • 追記

 書評王の島の管理人さまからわざわざメールをいただきました。昨日載せておいたのは、どうやら「書評王の島」内のブログコンテンツだったらしく、本の目次はまた別だったようです。混乱させてしまい申し訳ありません。
現在、同ブログ内において、目次が公開されているので、私に文字データに起して紹介します。
『書評王の島VOL2』の内容は以下の通り。……なんという最強コンテンツ。

書評の島からこんにちは ……3
朝倉かすみインタビュー「無理せず、作家になりました」…… 6
38人の島、38冊の本 ……20

ミルキィ・イソベvs豊粼由美「本は生きものだ!」……40
匿名編集者座談会 書評メッタ斬り! ……46
本邦初公開 トヨザキ社長の秘密ノート
トヨザキ社長、紙葉の家を読む! ……58
書評王に輝くお玉稿12本 ……74
07年10月・大野由貴 『侠のメシ』鈴木智
07年11月・高橋舞 『ぼくは勉強ができない』山田詠美
07年12月・石井千湖 『私の男』桜庭一樹
08年1月・北村浩子 『わたしたちに許された特別な時間の終わり』岡田利規
08年2月・北村浩子 『カツラ美容室別室』山崎ナオコーラ
08年3月・石井千湖 『荒地の恋ねじめ正一
08年4月・斉藤雅子 『エヴァ・トラウト』エリザベス・ボウエン
08 年5月・佐々木敦 『小説の設計図(メカニクス)』前田塁
08年6月・豊粼由美 『バートルビーと仲間たち』エンリーケ・ビラ=マタス
08年7月・豊粼由美 『氷』アンナ・カヴァン
08年8月・北村浩子 『ぼくは落ち着きがない』長嶋有
08年9月・楢崎雄二 『石を置き、花を添える』川崎徹

期待度 wktk!

B-15 幻視社

http://www.geocities.jp/gensisha/
文学フリマの公式サイトにはサイトが登録されていないけれど、たぶんこちら。2004年に活動開始、第三回文学フリマに出展。
サイトにはほとんど情報がない。
東條氏の2ndブログのこちらに多くの情報があり、表紙も公開されています。
http://d.hatena.ne.jp/CloseToTheWall/
コンテンツは以下の通り。

●テーマ枠
   小 説  
血液とダイヤモンド 佐伯 僚
内容物ゼロ エンドケイプ
毛王記のシュール劇場 すぎさく
    評論   
スペキュレイティヴ・フィクション宣言
    あるいは〈石〉と〈結晶〉についての試論 岡和田 晃
●通常枠
   小 説  
消失事件 岡和田 晃
    短文   
笙野頼子への補助線 東條 慎生
表紙イラスト及びデザイン    狩野 若芽

スペキュレイティブ・フィクション宣言が気になるなあぁ。と思ったら、なんと『科学魔界』の50号を委託されているそうだ!! これはもう買うしかないんじゃないか!? 

期待度 3〜8