第七回文学フリマ紹介以下略 VOL4 A52からA73まで。

id:dagger08さんからトラバもらいましたー。ここに記されているとおりで、僕らのサークルで短歌の冊子を委託販売します。中身がカスだったらその場で殴ろうと思いますが、いまんところはさっくり期待大! なので、ぜひ遊びにきてください。

 では続きです!

A52 エディション・プヒプヒ

http://d.hatena.ne.jp/puhipuhi/
 ここは注目度が高く、期待せざるを得ない。海外の文学作品を勝手(?)に翻訳して販売しておるようす。サイトはブログながら、ボルヘスやダンセイニなどに関するエントリ、海外のネット書店に関するエントリが続いて勉強になる。
 文学フリマでは以下のような物品をだすそうな。

売り物:ビブリオテカ・プヒプヒ1 ペルッツ『アンチクリストの誕生』800円/2・サンド『迷路』800円/3・フレクサ『伯林白昼夢』500円/4・ツァーン『ヴァルミュラーの館』800円/5・フリーデル『タイムマシンの旅』800円/6『スタニスワフ・レム追悼』1000円/ボルヘス推理小説評論集

 国書刊行会打倒を掲げているだけあって、訳のレベルにも期待がもてます。

期待度8~9

A53 版

サイトなし。哲学したり青春したり、でも中の人は中年オヤジ、とかそういうサークルなのかもしれません。不明です。自由創作系で、異世界SFなんだそうです。過去の文学フリマにも参加しておられた様子。

期待度 不明

A54 DAISY CHAIN 制作委員会

http://www.mogra.co.jp/daisy/
サイトが重い、そしてでかい! 小説二本、イラスト、漫画、広告、そのほか雑多に入っておられるそんな、そんなサークルさんであるようです。千鳥烏山付近に生息するデザイナー・ライターさんを中心に活動しているようです。ウェブサイトが巨大な「写真」になっているのですが、補正のかけ方や文字の入れ方はたしかにプロの犯行を予感させます。「DAISY CHAIN」には「人間関係とか表現行為とか(以下略)いろんなものがつながっていきますように☆いい意味で」というメッセージがあるそうな。ピクセルアニメと別冊付録とかもあるようです。

期待度 4~8+1

A55 LOL(ろる)

http://lollollol.exblog.jp/
文学フリマの公式サイトの紹介のところからだと飛べません。こちらから飛ぶと、サイトにいけます。國學院大學文芸部の卒業生たちが作ったサイトらしいでs。ラジオ番組の脚本などを手がけている方々が多いらしい、ですね。「LOL」と「劇団 日本のラジオ」というふたつのユニットがあって、前者として文学フリマに参加、というカタチなのでしょう。
 私小説とか、好きらしい。文学フリマには、LOL9号をもってくるんだそうです。

期待度 3~7

A56 乙女会文芸部

http://loftk.com/otome/
文学フリマの公式サイトだと、サイトの表記がありませんが、ここでいいと思います。二度目の参加らしいですね。ぼーいみーつがーるをテーマにして一般文芸なんだそうです。疲れてていてよくわかりませんが、ちょっとした絵がかわいいなぁ鉛筆書きで。って思います。

去年に引き続き、2度目の参加です。
今回は、新刊『It is good, don't you think?』をリリースします。
定価は400円、是非お立ち寄り下さい。

期待度 6

A57 雑文工房

雑文工房、でググるとたくさんでてくるのでどれだかわかりません。前回ちょっと悪口を書いてしまったので今回はどんな新刊をもってくるか楽しみであります。表紙のレベルはとても高い雑誌「ヨミビト」を主砲に、長いキャリアと人数が武器なサークルです。短編小説が多いですね。

期待度3~8

A58 絶対移動中

http://d.hatena.ne.jp/torico/
フリーのPCエンジニアさんによる個人サークル。ネコとか少女とかがでてくるそうです。ここもはてなブログがサイトに登録されていますね。春の文フリにもでておられ、関西コミティアでも売っておられるようす。どんな中身かはわかりません。モノクロ・二色刷り表紙が好きなのだそうです。「絶対移動中」での活動は小説が中心だそうです。

期待度 不明

A59 もけの絵本

http://shoun.hp.infoseek.co.jp/

実に3年ぶりの参加なので、ちょっとドキワクしております。
もけの絵本では、3年前に頒布した「ヒトツブドウワ」の続編、
「ヒトツブドウワ~もうひとつぶ~」の頒布を予定しております。

「ヒトツブドウワ~もうひとつぶ~」
◇お一人様おひとつまで、数個の一粒童話はどれも中身が違います。
 ひとつとして同じものはありません。どうか会場であなただけの
 素敵な童話に出会ってください。

 童話、児童文学を頒布しておられるサイトのようです。なかなか味があるサークルみたいです、が、文フリの一種漢語にはローゼンメイデン(閣下! 閣下!)のオンリーイベントにも参加されるようで、他にもなぜか……。いや、二次創作もやっておられる、ということでいいことにしましょう。

期待度 4~7

A60 はまもさきもさく

http://hamamosaki.blog62.fc2.com/
こちらもブログ。劇団で俳優をはりつつ、いろいろ考え事、というか己語りをしているようなそんな感じです。合同誌を作っているようで、中身はかなり雑多な感じになりそうですが、なんと無料配布のフリーペーパーということで、もらいにいってもいいかもしれません。

期待度 不明~7

A61 痛覚

 http://words-in-pain.hacca.jp/pain/
 なにやら最近会社をやめられたような、そんな同人さんのサイトは半分ブログのようなサイト。短編小説を中心にしたラインナップをそろえて文学フリマにもってくるらしいです。なかなか思い込みの激しそうな文章が並んでいますけれど、書きなれていてうまく、けっこう読ませます。とりわけ、エッセイがうまいなぁという感じ。

期待度6~8

A62 メルキド出版

東海発、「新しい人」のための文芸同人雑誌「メルキド」。3年振りの最新5号もラインナップ!
2004年7月創刊の「メルキド」は今年で5年目に突入。今までに朝日新聞夕刊「東海の文芸」で清水良典氏に3度評され、第二十一回早稲田文学新人賞一次選考通過作品も含む。シュルレアリスムやヌーヴォーロマン等に刺激を受けた作風。評論では5号で「佐藤友哉とアヴァン・ポップ」。他にジョイス、大江、三島論等。

 サイトがないのでわかりませんが、かなりの実力派がそろっていそうなあおり文句の文芸サークルですね。東海の黒船、ここに顕現! という感じでしょうか。大江、三島論などの堅い文芸評論は期待をもってしまっても、いいんでしょうか?

期待度6~8

A63 明治学院大学文芸部

http://mgbungei.web.fc2.com/
一万円分の花火をしたり19名の部員がいたり、「リア充」嗜好のかほりがたくさん漂ってくるそんな大学系文芸サークルさんです。形式、ジャンルを問わないらしいので、ほっとくと劣化ラノベがでてくる可能性がありますが

  文芸部の部誌として
  「白金文学」を年に2回、「Le Soleil」を年に4回発行しています。

  「白金文学」はオフセット印刷本として発行しており、
  「Le Soleil」はコピー本として自分たちで編集、印刷、製本を行います。

 ということでかなりハードな活動を行っているらしいです。
 文学フリマでは、無料配布の機関誌をもってくるらしいです。それから、70年の伝統があるそうなのですが外部向けの活動は初めてなんだそうです。

期待度 3~7

A64 つきのゆめ

 http://leafrain.web.fc2.com/index.html
小説「欠乏」というごく薄いペーパーを販売するようです。なにやら精神的要素が強いらしいので苦手な人はあれやこれや。
精神的要素ってなんだ!? とても気になりますね。
サイトでは膨大な詩と、小説が読めます。内面的な作風の人、ですね。でもサイトからの引用は一切不可なんだそうですよ。

期待度 3~7

A65 埼玉県立大学文芸部

http://lclubspu.soragoto.net/
埼玉県立の文芸部だそうです。大学文芸部枠からの参加も増えてきたようでなによりです。サイトのあいさつで「私たちの卒業と同時に文芸部が消えてなくなるかも」と悲しいことを書いていますが、そういう悲劇にならないようにがんばってくださいな。知名度も実績も最初はどこもないものです。となんだか珍しく慰めっぽいことを電波越しに述べてみる。大学読書人大賞にも参加していたらしい。
 サイトで小説なども見れますが、まぁするっと読めるものが多いです。
 部誌は「VAN」というもの、二号まで発刊しているようです。ぱっと見た感じにはそんなに悪くなさそうな印象を受けました。
 小さい大学の少人数の文芸部も大変かもしれないけれど、がんばって!
 
期待度 3~7+1

A66 よだかの記

 http://yodaka.net/
フリーゲームと創作小説のサイトさんー。ゲームはサウンドノベルが多いみたいです。漫画、小説そのほか。ずいぶんとたくさんいろいろありまして、実に才能豊かだなぁと思わせます。タコシェにも販売。コミティア、タトホン、O2Eなどにも参加しているようです。
文学フリマは残念ながら新刊なし。「我展」という11月3日、秋葉原市庁舎(文フリと同じ場所)で開かれるイベントで水彩画をだしているようで、そういうのももってきてくれるかもしれません。

3~8+1

A67 ONE

http://onework.blog95.fc2.com/
ショートショート中心のサークルさん。新刊は無料の詩集なんだそうですよ。「ある人の日常」をきりとっていきたいんだそうです。いいと思います。

期待度 3~7

A68 桜井夕也

 http://www.yuyasakurai.net/
ここはすごい、かもしれない。サイバーゴシックとでもいうべき想像力を縦横にはたかせて、ウェブページの海に混乱をまき散らす「わけのわからないもの」を作るサークルだ。このわけのわからなさは通常の安定した想像力からは拒絶されてしまう狂人的なものがあるのだけれど、だからこそ、読まれる/見られる価値がある。んだろう。
 悩んだけど参加しました、って書いてありましたが、悩まないで参加したってください。
サイトにはCybernetic culture research unitの翻訳まである。生化学的な狂気に取り付かれたカットアップマッシュアップのトリロジーに酔。注意、注意! 桜井夕也に注意!!!!!!!!

期待度 6~8+1

A69 早稲田文芸会

http://wsbn.web.fc2.com/
「神風」を出していたサークル。ここに所属していた一人の少女はサークルを見捨てて上海に飛び立ちました。
 そんなこととは無関係にまたなんか作ってくれるんでしょう。サイトはありますが、なぜか文学フリマの公式には載っていませんでした。またしても! でもここは早稲田なので、埼玉県大みたいに応援しません。

期待度 3~7

A70 予備ブース

 なにか恐ろしいものが顕現するかもしれない予備ブース。ここに大いなるクラウザーさんが現れふぁっくふぁっくと夜な夜な叫びながらあなや!! 名刀中条がズバババババーんっていろんなものを切りまくり、血まみれの宇宙の真ん中にありましたきりたんぽ鍋をみんなでつついてシアワセになりました。そんなシアワセうさぎを歌っていただきましょう、それはあの人、あの、あの人なんですってバァ。

期待度 9999

A71 一橋大学文芸部

 http://hitbungei.web.fc2.com/
 不定期に読書会を開いたりしているそうです。近世史学では最強を誇る一橋大学とはいえ、文芸部は人手不足に悩んでおられるようす。だれかいったって。今年に入ってすでに四冊の部紙を作っておるようなので、かなり期待度高いです。2007年11月にでた「題名禁止」のオフセットがほしかったのに手に入らなくて悔しい思いをしました。でもここはハイレベルな書き手がいたことを、覚えています。

期待度 5~8

A72 Super Selfish Space

http://www5d.biglobe.ne.jp/~aikawa/
 オリジナルと二次創作の小説、それに自己紹介に参加したイベントのあれやこれやについてあります。小説は短めのライトなものが多い印象。
サイトもすっきりと見やすい(というか色使いがいいのかな)ですね。でも逆にだからこそそれ以上なんかいいづらい感じも。新刊がでる、かもしれません。
 
期待度 3~7

A73 ソラミミ(pianississimo)

http://tohmei.jugem.jp/
このサークルが作っているのは、なんと豆本!! ちっちゃくてかわいいあれですよ!
このサークルさんはいくつかのところでみたのですが、なかなか買いにいけませんでした。豆本フェスタにも参加していた様子。こういうサークルさんに出会えるのが文学フリマの感動、でありますね。

流川透明個人誌『pianississimo』2号が七月にできました。紅茶染めの糸で綴じた、こだわり冊子です。(文フリまでに3号できるかな?)

というなにやらすごい冊子が登場するようす。コンテンツもさながら、ハードで勝負してくれるサークルは本当にかっこいい!(ただ、値段が高すぎてすごい面白いのに買えないサークルとかもあるのですが)

期待度 6~9