文学フリマおつかれさまでした!

文学フリマ、おつかれさまでした!!!!!!
前回よりもたくさんの人が来てくれたみたいで、たくさんの人が満足して、喜んでくれてうれしかったです!

僕らの本を買ってくれた人たち、文学フリマを、同人を、文章を、好きになってくれた人たちに大感謝です!!!

たくさん人がいてごめんなさい。どうぞ今後とも、よろしくお願いします!

今号はインタビューもないし、自分たちの原稿だけで部数的には不安があったのですが、開場してみればそんなのまったくモウマンタイでした。

購入してくださったみなさま。本当にありがとうございました。

今回の雑誌制作は実にいろいろなことがありましたが、とりあえずいくつかの目標を超えることができてよかったです。

その目標は何かって? えへへ、内緒です。

雑感

 今回の文学フリマは、人出が心配された前回よりも多くの人が訪れてくださったように思いました。なによりも「二階に分けられた空間全体にわたって人がいる」という状況があったのがよかったなぁと思います。評論「だけ」に人が集まるとか「小説「だけ」に人があつまる、といった不均等な人口分布は今回はあまりなかったのではないでしょうか。
 
 特筆すべきことが二つあります。

 一つは、「全体的なレベルの向上」。これは文字通り、あらゆるジャンルのあらゆるブースが少しずつレベルを上げてきているということです。
 なんていったら「いや、そんなことねーよつまんねーものはつまんねーよ」とか「昔からおもしろかったんじゃごるあ!」というご意見いただきそうですが、たぶんそうではない。新規に参入する人たちが先行作品を研究するようになり、古参の人たちもクオリティがあがってきたということです。


 二つ目は、新規参入です。ちょっとびっくりしたことがありまして。
 二階、カ32に「辺境私論」というサークルがありました。これはどうやら、麻布高校の男子高校生たちの「有志」がつくった批評誌のようなのですが、「男子高校生」が、自分たちのことばを他者に伝える場所として「文学フリマ」を撰んだということにちょっとびっくりしたのでした。もちろん、高校生たちが出展したことはいままでもありました。
 でも、評論だったら新潮に送ったっていい。ほかのサークルの仲間にいれてもらたってかまわない。それでも、自分たちが自分たちで、やろうというその心意気はなかなかたいした物ではないか。
 内容はまぁ、悪くはないと思います(ごにょごにょ
 やっぱり文学フリマって自由でいいなぁと思った次第です。自由でなきゃ、だめなんだよって井の頭五郎もいってたしね。


 
 そういえば、なんていうか、ずっと僕は「葦牙の会」に褒めてもらいたいと思っていて。ぜんぜんイデオロギーとかきっと合わないんだろうけれど、ずうっと文芸同人を続けている葦牙の会や新日本文学(なくなっちゃったけど)とかにはけっこう敬意を払ってるんです。僕らは自分たちが好きだから「文学」っていうけれど、それはきっと誰かから手渡されたものだろうから、それを持っていた人たちに認めてもらいたいっていう気持ちがあるんですよね。なんでか。
 
 まぁ、僕らには敬意とか払わなくていいので(笑)。

 こんな風に、ずっと先までバトンを渡していけたらいいなって思いますね。


 なお、たたた目線でいえば、今回一番よかったのはブース設営賞で『PPP』(トリプルピー)。ブース名忘れたけれど、フランス人形を飾ってるブースもありましたね。
 本の中身では『アラザル7』をあげようか。しかし「genron」の当日になっても印刷が終わってなかった伝説の「SIDE−A」も捨てがたいものでした! 
 
 今回の文学フリマでは「伊藤計画」のトリビュート同人誌がでたり、おもしろくてややニッチなニーズに答えた作品が多かったように思います。どんどん、進化していくなぁ。

 でも、影の最大手はもちろんカレーのターリー屋でした。カレーうますぎ。反則。そして終わり間際に500円でお弁当二つ。これも反則、反則ぅぅ。
 
 事務局にトラックバックをいれておきますよ。
 http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20120506