PLAYBOX VOL2 に見参

 陸条君(id:joe_kuga)が主催するPLAYBOX VOL2 に安倉儀たたたさんが夏目漱石草枕』論「断片化する詩性」を書かせてもらいました!!

 JOE_PLAYBOX
 http://d.hatena.ne.jp/inhero/20100409

なんとここには早稲田文学にも寄稿されている文学研究者/評論家の中沢忠之さんも参戦しているではありませんか。今回はかなり豪華な一冊になりそうです。
 陸条さんはかつて(今も?)「children」で活躍されていた文章書きで本読み。小説も詩も批評も書く多彩なお方です。今回は「PLAYBOX PROJECT」の主幹としてサークルを率いておられる模様。PLAYBOX PROJECT、文学フリマのブースはT-17です。



 ……ところがですね。僕はこの草枕論、ガチっと書けたという感じがしなかったんです。って、いきなりの告白にPLAYBOXのみなさまが驚愕してそうな気もしなくはないのですが(笑)、ちょっとだけ言うと、僕はここ数年で(あるいはほんの二年かそこらで)、急激に命がけで本を読む、あるいは批評に耐えうる読書をする、ということができなくなってきていました。大澤信亮さんの評論を読んだあとだと、――打ちのめされるようにそれを実感します。

 ただ、この評論が指し示そうとあがいているものについては、共感……というよりも同じ行き詰まりを感じてくれる人が居るのではないかと思います。ただの下手くそな批評か、何かワケの分からないモノと格闘している残影か、どんな風に評価されるのかわかりませんが、ぜひぜひお手にとっていただければ、と存じますですよっ!