あと11サークル!!
B28桃色短歌
短歌サークル。藤原桃による単独サークルのようですが、いくつかのサークルやミニコミに寄稿もしているらしい。エロティックな単語をちりばめた短歌をつくる人です。そういう人がけっこういますが、あれかな。レディース短歌とでも名づけて体系化するべきなのかな。
●藤原桃著『桃色短歌 Vol.2』
●遠山志文著『おもちゃ箱』(短編小説)
●荒川陽子著『ニート妻のゆううつ』(エッセイ)
●フリペ風雑誌『くらげ』(』短編を寄稿したサークルの雑誌)
の四冊をひっさげて登場。三冊は委託なのかもしれません。また、「劇団桃色バカンス」にも制作として参加しているらしい。制作というのは作者氏がいうには、とても忙しく大変なお仕事なんだとか。『桃色短歌VOL2』は本文の間紙に和紙を挟み込んだり、いろいろと凝ったつくりのものとなっているようですね。500円というお値段の設定。第六回の文学フリマ来場者アンケートでも気になる本の一冊にあげられていたのを、確認。
期待度 3~8.
B29 愛情通信
http://www.geocities.co.jp/aijoutsuushin/
昨年度の「左隣のラスプーチン」のブースであったところ、今年は同人歴の長い『愛情通信』さんが占拠。めざせ爆撃機!
フリーペーパー『愛情通信』は現在19号まで配布中です。
1〜10号をまとめた『愛情通信全集1』は在庫切れですが
作れと言われれば作ります。ミニコミ『別冊愛情通信 孤立無援』(350円)発売中です。
読みやすいと好評です。雑誌『Quick Japan』vol.77、78に文章がライターネーム・ナカダヨーコで掲載されています。
とこんな感じのお方。仕事も募集中っぽいです。「愛情通信」は1~19まで造られ、1~10号までをまとめた『愛情通信全集1』が絶賛売り切れ中とは上の通り。文学フリマには『愛情通信』の新刊を用意して空襲を行うそうであります。なお『愛情通信』はただらしいのですが、もしかしたらグッズ類をもってくるかも。そちらは100円から。
B30 精神病新聞編集部
http://www.geocities.jp/dennouseisin/
中野にある同人誌ミニコミ誌の雑誌店「タコシェ」でよく見かける「精神病新聞」の発行元。精神病を患ってもう12年。同人活動は8年に及ぶそうです。
新しいミニコミは、べてるの家に行ってきたことを書いたやつです。明日、私の通ってるクリニックにべてるの向谷地生良さんが来ます。そこでインタビューして記事を書きます。
日記に以上のようにあるので、「新しいミニコミ」が新刊『精神病新聞全部5』の可能性がありますね。なんと500部印刷したらしいです。ここも大手サークルといってもいいと思います。第何号か忘れましたがかつて『QUIQK JAPAN』が文学フリマの記事を書いたときライターさんと知り合いだったらしい。でも今回、主は文学フリマにこれないそうです。無念。精神病に興味をお持ちの方はいろいろとはずせません。
期待度 4~8
B31 野宿野郎編集部
文学フリマ公式サイト曰く。
「風呂なし野郎」と「野宿魂」を作ります。
何をやるんだ! ええ! とおもったら、これは「野宿野郎」の雑誌の名前なのですね。2004年活動開始。2008年までさまざまな場所で野宿を重ね(?)イベントに参加して「野宿野郎」という雑誌を作っていたようです。現在別冊込みで7号まで作られています。
しかし、「野宿野郎」は六号まで作られていることはわかりましたし、目次も含めて公開されているのですが「風呂なし野郎」と「野宿魂」については記載がありません。なので結局何を造るのか不明ですがオビラジR(テレビ)に取り上げられたり、野宿をして縁談をこわしたり楽しんでおられるようす。
サイトではさまざまな野宿先を見ることができますが、「フォーラム」がカオスすぎて、いいのか、これ。
タコシェ他の取次店でも既刊を販売中のようです。
期待度 4~7
B32 練馬言葉力研究所
ここもサイトなし。ググってもでてきません。阿部敏彦氏もでてきません。楽器のマルチプレイヤーとからしいですが、文フリとは関係なさそう。
新刊予定は、第6回参加時にヒントを貰った、【僕の本の作り方】。
うちのサークルのの本の印刷方法や原価など、1冊単価100円で作る文字本フォーマットをまとめます。
とのことですが、非常に面白そうですね。またしても練馬か!
追記。第六回文学フリマのときにこのサークルの本を購入されていた方がいたのでその情報を。
B32練馬言葉力研究所は、てのひらサイズの連句集とミニ小説短編集を売っていて、春には、「良い天気 不良テンキー 電気違い/どのiPodにも「ハレ晴レユカイ」」という句を読んで『電気街欲求連句集2 エロい本が待つ』と、『特殊な状況下で聞きたい女子からのセリフ集』を買いました。連句のことはわかりませんが、一度で読み捨てという感じではなかったです。
おまえ、おまえもハルヒの弟子なのか! 連句はルールが複雑なのですが、何人かでやったのかなぁ。うーむ。『特殊な状況下で聞きたい女子からのセリフ集』はたしかに気になる。
期待度 不明+3
B33 ピアノ・ファイア・パブリッシング
http://www1.kcn.ne.jp/~iz-/pfp/
きました。最強の黒船。昨年度注目度NO.1の大御所。『STUDIO VOICE』が「飛ぶように売れた」と評した漫画の読み方の講座でした。
漫画をめくる冒険―読み方から見え方まで―〔上巻・視点〕 (1)
(編) ピアノ・ファイア・パブリッシング
(著) 泉 信行/イズミ ノウユキ
前回では上の作品が衝撃力を発していましたが、その続編を投入するようです。『Review House』2号。『Hang Reviewers High』。架神さんのテニプリ同人誌、『テニスの王子様[全国大会編]爆笑・恐怖・激闘 完全記録』の三冊も委託販売されるようです。
詳しくはこのサイトによる。
http://d.hatena.ne.jp/izumino/20081101/p1
期待度 wktk!!
B34 (資)自転車創業
2000年1月から活動を開始しているゲームの販売会社。会社?
これがでます。
http://www.anos.jp/anos6/anos6.htm
一工夫あるノベルゲーム、という感じです。な、こういうのがあると、思わずDLって遊ばなきゃいけないでしょ。ええ、けっこうそれも大変なんですよ。だって文学フリマ、あさってだよあさって。あさってなのさぁ。
とか思ってたけど落とせないのでもうしらない。しらないんだからぁ!
期待度 3−?
B35 良い街
季刊『S(エス)」といえば、イラストレーターたちの登竜門にしてアニメグラフィックビジュアル誌の雄ですが、そこらへんで入選したり佳作をとったり。とても雰囲気のある作品を作ってくれるサークルさんです。サイトでは絵とテキストとが見れますが、なかなか雰囲気のある絵で僕はけっこう好きですよ。「ちょっとファンタジー」というあたり、納得。好きな人は好きになれるはず。
しかし文学フリマでの新刊は激しく未定らしいです。なにか新しいのをもってきてくれること、期待してもいいんですか!?ねえ!
期待度 5~7
B36 ふぬけ共和国
http://funuke01.cocolog-nifty.com
http://picnic.to/~funuke/
男一人でやらかすぜ。といわんばかりのなんというかなんというかなサークルさん。
注:「WAIWAIスタジオ」ではありません。「ふぬけ共和国」名義で出ます。
「新田五郎ポエム集」発行予定。
(基本的にブログからの抜粋を集めたものです。)
かなりさまざまなイベントをこなしておられる人らしい。なんとこのサークルの主催者、「と学会」の会員さまらしいです。これはwktk。もちろんプロ枠ということで考えてもいいと思われますが、ブログのクオリティが高い高い。でもセルフ突っ込みが非常に多い。
漫画、オタクについていろいろと書かれておられるようす。
http://calamel.jp/%E6%96%B0%E7%94%B0%E4%BA%94%E9%83%8E%E3%80%8E%E3%81%B6%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%81%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E6%88%A6vol.5%EF%BD%9E6%E3%80%8F%EF%BC%88%E5%90%88%E6%9C%AC%EF%BC%89/item/2592440
こういう本を造ってるそうな。面白そう。
期待度 3~8
B37 にわか連盟
http://d.hatena.ne.jp/u_kazuhiko/
僕の関係としては、例によって版元倒産で絶版になった「オタクのための格闘術」を売ります。
表紙イラストはアニメ化で大人気『夜桜四重奏』のヤスダスズヒト先生です!
完全に人のふんどしですが、だって、買ってもらいたいんだもん!!
とのこと新刊うんぬん、という話ではないかもしれません。文学フリマ公式ではこのようになっています。
歌えぬ踊れぬ活字人間のアラサー文藝創作ユニット。にわかと言いつつはや何年? なんだかんだと参加します! レア本と化した海月一彦の「オタクのための格闘術」(版元倒産により絶版)も売ります。他にもゲストさんがいるとかいないとか。
ゲストさんが誰かは未だ不明。主宰の海月一彦はオタとか格闘術とかについてあれこれ書いてるライターさんだそうです。
B38 國學院大學マンガ学研究会
http://mangagaku.nomaki.jp/
「公式サイトは廃止されました」ポワァ。ネットの海をぐぐってとりあえずブログを発見した。
http://kmss.blog75.fc2.com/
これによるとフリーペーパー「午後の漫画」と、「マンガ学論究」を売り出すかもしれません。「文学フリマ」新刊見本というエントリがあるものの、文フリ公式では「手塚治虫」特集をくむとのこと。
B40 やすまる
http://yasumaru-mk.jugem.jp/
サイトがすごくかっこいい!! 参加イベントごとにページが見えるようになっているので、それぞれのイベントで何を頒布するかひとめでわかりますね。ということで、文学フリマで頒布するものを確認ー。このブースからしばらく詩のサークルが続きます。短歌関係のブースですが、短歌の豆本なども持ってくる様子!
頒布物(予定)
やすまる
- やすまめ:1「箪笥」
- 別冊やすまめ「あかり」NEW
- やすまる短歌:3「砂糖」NEW
- 合同詩誌
- 1(access)
- 2(かえる)
- 3(海)
- 満影
- オリジナルイラスト集[zero]
- ALICE of Wonder land
- R.V.(うさぎ)
- C.V.(ねこ)
- Re.V.(赤頭巾)NEW
- グッズ
- ビーズアクセサリー…ストラップ(やすまる短歌に対応したもの)
- ポストカード…イラスト・写真入りで種類多々
- メモ…仲良しな女の子柄(満影作)
☆☆☆☆===☆☆☆===☆☆☆☆
期待度 3~8
B−41 はねの足
ロリィタ服を愛する詩人によるブース。無断転載禁止のサイトだけれど、一応
詩集「クローバーの花束」、「カミキレ」、
「片端少女」のポストカード、など。
をもってくるようすであります。ブログの、ちょっときどった文章が、詩人らしい。
期待度 3~7
B42 歌クテル
http://pksp.jp/utakuteru/
ブログのほうに情報がありました。
歌クテル、とは携帯を使った短歌コミュニティの名前、なのかしらね。年に一度の同人誌製作、歌会への参加などの活動をしているようです。同人即売会が事実上の「オフ会」になっているとのこと。いろいろなコンテンツがサイトにありますが、ブログがたくさん拡散していて分かりにくいかもしれません。
文学フリマには以下のようなものを持って来るそうです。また、文学フリマ以外にもたくさんのイベントに参加していますね。
販売物(予定)
新刊:短歌同人誌『歌クテル』4号
既刊:短歌同人誌『歌クテル』2号、3号(soleil/lune)
委託:『ペーパーアーク』千艸(イラスト)×笹井宏之(短歌)
委託:『食品詩倶楽部』里見浩都(編)
B43 山羊の木/海岸印刷
http://www.yaginoki.com/
サイトがかわええー。というか、すっきりして見やすいのになんか雰囲気ある素敵な場所です。短歌担当の石川 美南(Mina Ishikawa)さんと、写真・活字担当の橋目 侑季(Yuki Hashime)さんによるサークル、としていいのかな。
海岸印刷のほうはこちら。
http://print.yaginoki.com/
ぱっとみて分かるとおり、相当おもしろい組み方してる本を造ってるみたいで、やばい、ほしい!! このサークルも期待が膨れ上がります。
期待度 5~7+1
B44 狼編集室&木下奏
http://blog.livedoor.jp/ikuya_mitsutomi/
http://wolfeditorial.at.webry.info/
http://wolfeditorial.at.webry.info/
アート文芸誌「狼」と木下奏との合同ブースと考えてもいいのかな。狼はいくつかサイトがあるのでいくつか拾っておきます。
Unhappy Kingdom(第一詩集)
overturn boat whirl pool(第二詩集)
?????(木下奏×ERYコラボ作品)詩集はそれぞれ1500円で、
秘密のコラボ作品は150円で販売しちゃいます。是非木下ブースを覗いてみてくださいねっっ
木下ブログより。なるほどねぇ、という感じで、目玉はいうまでもなくコラボ作品でありましょう。先着10名になにかが訪れるらしいです。
B45 HEADZ
http://www.faderbyheadz.com/
てか、エクスポは6号で終りなわけ!!? 「批評実業家」佐々木敦が率いるHEADZが今年もお目見え。去年は新人批評雑誌「アラザル」で震源となったサークルが、今年も覇権を握るべく「ベクトルズ2」を投入。ってもわからん人にはわからんと思いますが。新企画もあるとのことで、どんなことをじゅんびしてらっしゃるか気になってしょうがないっすね。まさか「とんかつミシュラン」か?
CDももってくるのかしら。
ただ、HEADSの連中は自分たちのブースにたまりすぎで邪魔でしょうがない、という時もあるのが玉に瑕。飲み会で集まりなよ。って思うことがあるのも玉に瑕。
追記。
同人のとんかつ氏から情報提供。とんかつミシュランは今号にはないそうです。今日付けのコメント欄にて。
エクス・ポへのとんかつミシュラン作成委員会による連載は、
同誌(誌?)の廃刊により流れてしまったのです!
委員の一人と佐々木氏によるとんかつ話が、
四号のheadz通販のおまけで付いてはいたのですが…しかしミシュラン準備号を次回文フリに向けて制作することが、
委員会によって決定されたので乞うご期待! 打倒福田和也です!!!』(
期待度6~8
B46 TOLTA(トルタ)
TOLTA(トルタ)は現代詩人を主要メンバーとするヴァーバル・アート・ユニットです。
ヴァーバル・アート(verbal art)とは、ことばによる/ことばに関する芸術全般を意味します。TOLTAはことばを使うジャンルの全域を横断し接合します。
活動:自主制作誌「TOLTA」の発行(作品集、刊行年1回。トルタメンバー+ゲストの執筆による詩・戯曲・小説など)不定期で増刊号、フリーペーパーを発行、その他イベント企画なども。
今回販売いたします「TOLTA3号」ですが、価格はぴったり1000円で、特集「山の思い出」(ゲストとメンバー全員によるエッセイ)から、詩、短編小説、論考、戯曲、コラムエッセイ、TOLTA3マップなどがお楽しみいただけます。執筆メンバーとしては、これまでのオリジナルメンバー(河野聡子、山田亮太、南谷奉良)に加えて、以下のゲストをお招きして執筆して頂きました。
黒川陽子(日本劇作家協会第13回新人戯曲賞受賞作家)
佐次田哲(自動詩作プログラムを研究中)
福田純子(旧名大木潤子、名作『鳩子ひとりがたり』の作者)
文月悠光(2008年の現代詩手帖賞詩人)またトルタ三号だけでなく、これまでご好評を頂いた「トルテッポウ」や「トルタロール」にひきつづき、今回はフリーペーパーとして「トルタフライヤー」を用意してみなさまをお待ちしております。ぜひご来店していただき、トルタの作品をお楽しみいただければとおもいます。
なんという豪華さ。
期待度4~8
B-47 早稲田大学現代文学会
http://www.diced.jp/~genbun/top/
ごめん、かつて僕が参加していたサークルさんでした。そして……いあ、なにもいうまい。文学フリマにはURLが書いていませんでしたが、こちらになりますね。文学フリマに参加する旨記載がありますが、何をもってくるかはわかりません。どうせ100円の書評誌のリブレリと、地味にレベルが高い講演会録が載る『早大文学』でしょう。
期待度 1~8
B48ライトノベル積読会
http://d.hatena.ne.jp/ni-to/
http://lightnoveltun.web.fc2.com/
ライトノベル評論関係の雄、なのか。2006年ごろから主にコミケを中心に活動。貧乏に負けずにがんばっています。
今回の文学フリマには新刊がないものの、以下のようなものを用意して参加のようです。
『適当ライトノベル読本』既刊
1号 桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
2号 葉山透『9S<ナインエス>』
3号 海原零『銀盤カレイドスコープ』
各300円
なんというチョイス。『9S』は短編を何度か読んだのですが、面白いのかなぁ、そんなに、面白いのかなぁ? という気持ちになるのですが、どんな風に読むのか指南いただきたいところ。『適当ライトノベル読本』はいかにもって名前ですが、半端なものではなさそうです。ブログが文学フリマ公式に登録されていますが、一応本HPもあるらしいので両方貼り付けておきます。HPには積読会の苦労が涙ぐましく描かれています。
期待度 3~7