入稿日の夜に

  • 「よだかの記」さんが、コミティアの「ディアズマガジン」に読者投稿欄でとりあげられていました。コミティア85かな。杉並区民さんが「痛覚」(入手した資料が判読しずらい)という作品についてコメントしています。

A74 オレンジ宇宙工場

http://oakiyo.com/
こちらも「豆本フェスタ」に参加しておられた様子です。「ドロップ博士の研究レポート」なるものがすごく可愛くてほしくなります。つくったさまざまな小物が見れるかわいらしいサイトは好感度が高し。でもほとんど「完売」で残念です。本にあたるものもたくさんありますが、豆本サイズのなかにどのような中身が入っているかはあまり書かれていません。が、短編の詩のようなものが書いてあるそうです。コラボも多数。
 小物系とでもいうべきサークルさん。

期待度 6~8+1

A75 phenomenon

実験印刷媒体集団「フェノメノン / phenomenon」が正式名称なんだとか。サイトを見てもよくわかりませんでしたが、なにやら実験的な、そして挑戦的なサイトであります。メンバーは三人。赤と緑と蒼だけど、みんなちょっとずつくすんでおられる。三人組らしい。今回の文学フリマで「Phenomenon vol.1」を販売予定らしい。値段も中身も不明。

A76 ことばのSNSコトバラ

 http://www.kotobara.com/
うさわの「ことばのSNS」。僕は会員じゃないので、何があるかは知りません。三回目の参加ですが、今回も実機を持ち込んで見せてくれるかもしれませんね。おじちゃんが去年の文フリで店番してたのを覚えています。

  • 追記

 08/10/28に、サークル「友達と駄作」のにへいさんからコメントをもらいました。

ご無沙汰してます、にへいです。

A76コトバラですが、どういうわけか私が参加してます。
というのも抽選に落ちてしまいまして、セミワークス体制を組んでます。
「友達と駄作」08下期号を出しますのでよろしくお願いします。
今回は、多少、コマーシャリズムに流れている部分もありますが、路線は継続です。
宣伝ですんません。

 友達と駄作の新刊がでるらしいです。いろいろと……だめだろうと思いつつも思わず買ってしまうそんな雑誌でありました。「友達と駄作」はとても面白い雑誌で、「あはは、バカやってんなぁ・・・」とつぶやくにもって来いです。書評がいつも偏見と独断と私怨に満ちているあたり、逆にすごく読ませてくれまs。
 コマーシャリズムに流れたそうですが、大量の在庫もあるらしいので思わず買ってしまってもいいかもしれません。

期待度 3潤オ7(ともださ指数関数)

A77 早稲田文学編集室

http://www.bungaku.net/wasebun/
誰がいったか、文学のキューバカストロぎ……もとい市川真人率いる早稲田文学が今年も参戦。数少ない「企業ブース(企業じゃないけど)」の参戦もついに七回目か六回目だったかしら。ほとんどおまつりの神輿と化しているサークルながら、文学フリマの大手サークルでもありますね。しかし、自分のサイトにちゃんと「文学フリマに参加します」ぐらい書いておきなさいよ。十時間シンポも終わっちゃったのにさ。無料配布の『WB』を主砲にして、いままでは人畜無害な最強ブースだったのが近年では文フリでしか買えない超レアアイテムを販売し始めたおかげで、一般参加者たちから脅威認定を受け……てはいないと思うのだけれどPLANETS売ったりとあわただしくやっています。かくいう僕も『小説のメカニクス』はここで買いまして、文フリ限定の初版ペーパをゲットしていました。
 今年も何かいいものだすかなー。運がよければ文学の世界とか文芸の宇宙とかで有名な方と会えるかもしれません。
 今年も「WB」を配ると思いますが、受け取らないと損ですよ?
 
 文学フリマには大きな鞄をもってやってきましょうww

 追記。ブログで頒布されるものが公開されています。引用。

■直前のお知らせになりましたが、今週日曜日の「文学フリマ」に、wasebunブースを出展します。今回の出品商品は……。

(1)向井豊昭の幻の連載「エロちゃんのアート・レポート」より、とっておきの一話を小冊子にして……(B6版16頁 200円)
(2)平岡篤頼の単行本未収録・大岡昇平論を小冊子で……(B6版16頁 200円)
(3)突然の創刊 !? WB×TPコラボ企画「別冊早稲田文学 CRパチンコ文学 徹底批評ガイド篇」……(A3表裏 100円)
(4)フリーペーパー「WB」6冊セットオマケつき……(200円)
(5)前田塁の新作書き下ろし「『「メロス・ゲート」を追え!』−−「小説の設計図・解決篇」……(B6版16頁 200円)

以上5点を、各限定部数で製作・販売します。お楽しみに。
なお、(1)(2)(5)は、下記単行本とのセットも限定数、ご用意いたします。
(6)向井豊昭『怪道をゆく』2008秋フリマ限定セット……1200円
(7)平岡篤頼『記号の霙(みぞれ)』2008秋フリマ限定セット……2000円
(8)前田塁『小説の設計図 ver_1.1』2008秋フリマ限定セット……1800円

また、上記8点いずれかをお買い上げの方には、下記をプレゼント♪
(数量限定、品切の際はご容赦ください)

■「抜き刷りワセブン2」
 発売直前の「早稲田文学2」からいち早く、田中りえ×枡野浩一「ちくわのいいわけのちこくのいいわけ」をお届けします。
 「早稲田文学1」に新作「ちくわのいいわけ」を発表した田中さんと、彼女の十数年来のファンだという枡野さんによる、爆笑対談。二十数年前の「女子大生作家」デビュー当時の「若き田中りえ」の逸話から西武百貨店時代、枡野耕一とそれぞれの離婚体験、そして二十年ぶりの新作小説「ちくわのいいわけ」の秘密まで……。
 大型コンテンツ満載の「ワセブン2」のなかでも異彩を放つ爆笑対談、「ちくわのいいわけ」をすでに読んだ方にも、これからという方にも、お楽しみいただけること間違いなし!の一枚です。
■「WB特別版 ベルク・エディション」
 「WB」を毎号どこより多く配布してくれている、新宿駅東口の喫茶店「ベルク」の巻き込まれた事件とは? 同店店長であり、『新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには?』の著者・井野朋也氏のインタヴューと、中森明夫による「アタシジャーナル」再録などで構成された4ページ。

■そのほか、ワセブンとそれぞれコラボがすすむ、「熊野大学」の雑誌・『牛王』5号、デザイン集団「東京ピストル」の「文豪グッズ」に「文豪Tシャツ」、気鋭の若手批評家・宇野常寛ひきいる雑誌「PLANETS」最新号なども特別出品。今秋も充実の「wasebun」ブースにご期待下さい。

文学フリマでは、他にも個性豊かなブースが数多く出店されます。どうぞお立ち寄り下さい。
■アクセス方法など詳細は、文学フリマ公式サイトをご覧下さい。

期待度 番外。

A78 MAGNA HISTORIA

http://blog.livedoor.jp/andourei/
リンク先は、ブログでございました。そして、このサークルが「文学フリマは、実はAKB48のライブの日とかぶっている」という重大な事実に気が付いている数少ないサークルです。できるっ! 中身に関してはよくわかりませんが、短歌研究を読んでみたり、サンホラを聞いたりクラシックを聞いたりの日常を過ごされているようす。文学フリマには「新作に巫女短歌集を持参する予定です。その他、これまでの悲劇ドラマCD、奇想人形歌集などを持って」くるらしいので、……奇想人形歌集? 結局何をもってくるのかわかりませんが、楽しみにしてあげてください。

期待度 5~7

A79 準備室

http://settingroom.yaekumo.com/
 何の準備をしているのかよくわかりませんが、みづらーいサイトながらコンテンツのあるものを展開してくれています。わりと最近活動を始めたサークルさんのようで、出しているのは二冊。今回で三冊目を出してくれるらしいのですね。小説、しかもラノベと純文学の間っぽいものをはじめとしたぎゅうぎゅう感のあるものを出してくるそうです。サイトでは小説や詩などが読めます。でもやっぱり横組み。
 
 期待度3~7

A80 Mad Tea Party

http://mad-t-pty.parallel.jp/
『Mad Tea Party Vol.5』印刷中。とのことです。オリジナル小説中心のサークルで、中身ばPDFでちょこっとだけ見れます。表紙などのブックデザインがちょっとかわいい。40~50ページぐらいの薄いB5の本を出してくるんだそうですよ。中身はちょっとすぎて評価のしようがありませんが、デザインがよいのでよいんじゃないでしょうか。それともデザインを裏切って悪かったりするんでしょうか。
 サイトはちょっと見にくいがおもしろいつくりになっていて、menberが、好きな本や作家をあげているくだり「おまえは俺か」と言ってしまいたくなる瞬間がありました。

期待度4~7

A81 創作サークルGIFT

http://skywalk.sakura.ne.jp/index.html
早大の所沢キャンパスから生まれた文芸サークル。すごい美女がいるといううわさが以前からがあるが、真偽を確かめたモノはいない(早大現代文学会OB談)、たしかめろよ! とはいうものの、ここもすでに常連な雰囲気漂う一角。BLっぽいファンタジーの本を去年かいました。(タイトル忘れた)。うまい人はうまい、下手な人は下手、という大学文芸部っぽいつくりの小説が多いです。短歌をやる人もおるの、か?
『ワールドシェアリング本(仮)』なるものが近日発刊されるらしい。直近では11月2日の早稲田祭に参加するらしいので、そのときに発刊されるか、あるいは文学フリマの新刊本として登場するかもしれません。『Damned Xylophone』がvol.8まで。『SkyWalk』がvol.7まででておりますね。 

期待度3~7

A82 武蔵野大学 文学研究部

サイトなし。武蔵野大の、古典文学研究会とは、違うよね?
文学研究というと、文学についての知識を増やす学問だったりする批評家が全く読まないあれを想像しますが、小説とかを作って売るらしいので、やることは創作なのかもしれません。文学研究、するサークルだったりいいのになぁ。評価の観点がないので、期待度は不詳です。

■直前のお知らせになりましたが、今週日曜日の「文学フリマ」に、wasebunブースを出展します。今回の出品商品は……。

(1)向井豊昭の幻の連載「エロちゃんのアート・レポート」より、とっておきの一話を小冊子にして……(B6版16頁 200円)
(2)平岡篤頼の単行本未収録・大岡昇平論を小冊子で……(B6版16頁 200円)
(3)突然の創刊 !? WB×TPコラボ企画「別冊早稲田文学 CRパチンコ文学 徹底批評ガイド篇」……(A3表裏 100円)
(4)フリーペーパー「WB」6冊セットオマケつき……(200円)
(5)前田塁の新作書き下ろし「『「メロス・ゲート」を追え!』−−「小説の設計図・解決篇」……(B6版16頁 200円)

以上5点を、各限定部数で製作・販売します。お楽しみに。
なお、(1)(2)(5)は、下記単行本とのセットも限定数、ご用意いたします。
(6)向井豊昭『怪道をゆく』2008秋フリマ限定セット……1200円
(7)平岡篤頼『記号の霙(みぞれ)』2008秋フリマ限定セット……2000円
(8)前田塁『小説の設計図 ver_1.1』2008秋フリマ限定セット……1800円

また、上記8点いずれかをお買い上げの方には、下記をプレゼント♪
(数量限定、品切の際はご容赦ください)

■「抜き刷りワセブン2」
 発売直前の「早稲田文学2」からいち早く、田中りえ×枡野浩一「ちくわのいいわけのちこくのいいわけ」をお届けします。
 「早稲田文学1」に新作「ちくわのいいわけ」を発表した田中さんと、彼女の十数年来のファンだという枡野さんによる、爆笑対談。二十数年前の「女子大生作家」デビュー当時の「若き田中りえ」の逸話から西武百貨店時代、枡野耕一とそれぞれの離婚体験、そして二十年ぶりの新作小説「ちくわのいいわけ」の秘密まで……。
 大型コンテンツ満載の「ワセブン2」のなかでも異彩を放つ爆笑対談、「ちくわのいいわけ」をすでに読んだ方にも、これからという方にも、お楽しみいただけること間違いなし!の一枚です。
■「WB特別版 ベルク・エディション」
 「WB」を毎号どこより多く配布してくれている、新宿駅東口の喫茶店「ベルク」の巻き込まれた事件とは? 同店店長であり、『新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには?』の著者・井野朋也氏のインタヴューと、中森明夫による「アタシジャーナル」再録などで構成された4ページ。

■そのほか、ワセブンとそれぞれコラボがすすむ、「熊野大学」の雑誌・『牛王』5号、デザイン集団「東京ピストル」の「文豪グッズ」に「文豪Tシャツ」、気鋭の若手批評家・宇野常寛ひきいる雑誌「PLANETS」最新号なども特別出品。今秋も充実の「wasebun」ブースにご期待下さい。

文学フリマでは、他にも個性豊かなブースが数多く出店されます。どうぞお立ち寄り下さい。
■アクセス方法など詳細は、文学フリマ公式サイトをご覧下さい。度 不詳。

A83 法政文芸

法政文芸」4号特集「家族小説の現在」では長島有さんにインタビューしています。
 「法政文芸」のほか、法政大学文学部日本文学科文芸コースのゼミ誌、研究誌などを販売します。

ここもサイトなし。http://lydwine.cocolog-wbs.com/blog/cat8004165/index.htmlでちょろっと言われているが、ここはどういう扱いにするか難しい。http://bungei.cocolog-nifty.com/news/2008/07/2008_5f8f.htmlでもうわさになっているけれど、57万円かけて77冊しか売れない、というようなものを、ワセブンとか三田文学とか江古田文学とか河南文芸とかと同列に並べて話をしたくないし、57万円をもらって作る同人誌、というものを俺は認めたくない。
 のですが、同じ場所でゼミ誌などを販売するということで、法政文芸のブースではなくて、法政大学のブースという感じで受け止めればいいのかもしれません。研究誌って、紀要? サイトも登録してないのでよくわからないけれど、そこそこ豪華な内容なことは間違いない。

期待度 2~8。

A84 POST OFFICE

http://www.pat.hi-ho.ne.jp/kidana/
こ、ここはっ!! とかもったいぶらなくてもいいか。『存在論的、郵便的』の漫画版だしたり、いろいろしているサークルです。有名どころの一つといってもよいのではないでしょうか。今回は、踊れる日本文学をやらかしてくれるとのことです。何がでてくるかよくわかりませんが、CDとかをもってくるんじゃないでしょうか。
 雑なつくりのサイトながら、面白いコンテンツでいっぱいです。これはいけるわー。

期待度6潤オ9

A85 無手勝/野田光太郎

 あいかわらずというか、サイトなし。文学フリマの常連中の常連。文学フリマの五周年記念文集にも寄稿しておられる人。らしい。アックス(漫画雑誌のほうね)の漫画評論新人賞にも応募している、しかも常連さん、らしい。今回はどんなものを出してくるのだろうか]

未明! 未明! 未明の文学。文学フリマ第1回からの迷子が、各地で採集した未知の才能をプロデュース。
批評家はさまざまにテキストを解釈しただけだ。重要なのはテキストを書くことだ。種をまこう。完全無責任無編集文芸アンソロジー「誰そ彼 who?」を準備中。その人の「その人性」を明らかにする、詩とか散文みたいなもの。甘くないアマチュアリズム。  個人的には楳図かずお漂流教室」論、コルトレーン論も予定。

という具合に、未知の才能に出会わせてくれる何かを用意してくれるはず。批評家が嫌いそうな文章だけど、コルトレーン論と「漂流教室」論を載せてくるとなると、かなり幅広いレンジの、雑多で幸福なものを出してくるのかもしれません。

期待度 4~8