雑談。

  • 文学がすき、というのはなかなか言いにくい言葉の一つで、たとえば「絵画が好き」とか「絵を書くのがすき」とかいうフレーズと比べてもいいずらいような気がする。絵を書くのが趣味です、という人と、小説を書くの趣味です、という人を比べてみてもいいのかもしれない。
  • αシノドスを購読しようか悩む今日である。
  • それはともかく、文学が好きだというのが恥ずかしい時代というのは、明治時代と現代ではなかろうか。まぁいつだっても別にかまわないのだけれど、意外と知り合いで「本を読むとバカになるよ」といわれていた人が多かったので驚いた。かくいう僕もその一人で、なるほど本なんか読む内省的な人間よりも、何も考えないで明るく振舞う人のほうが中学校の先生には向いているのか、とちょっと前にいった教育実習で痛感した。
  • そういう痛感を感じる文化系男子は結構多いらしく、今号の『S.E.VOL2』では座談会と称して文学との出会いやらなんやらについて素人たちが「己語り」を含めたトークディスカッションが少しだけ掲載される予定である。かくいうブログ主もそこで二、三お話をしたのだけれど、文学が好きでいいんだ、と胸張っていいづらい昨今、例えば同じような本を読んで、それがすごい、と言い合えるだけでもいろいろとたいしたことらしい。
  • いや、こんな話がしたいんじゃなかった。