無駄話1

  • シチュエーションといえば、今までの流れにまったく関係ないけれど、僕は「ここは俺に任せて先にいけ!」という台詞に無駄なポエジィを感じている。一番最初に眼にしたのはたしか『ドラゴンボール』で、直近では『天元突破グレンラガン』と『ツバサ(CLAMP)』である。
  • この台詞は要するにエースを送り届けるために二番手の頼れる仲間が、自らを犠牲にして(さらにその犠牲がパーティ全体にとって、精神的、戦力的にも強い損失であることも重要だ)、時間稼ぎをするというシチュエーションなのだろうけれど、日常生活ではまずこのような状況は想定できない。
  • 想定できないので、なおさら憧れる。もう一つは「ここは俺に任せて先にいけ!」という言い方には、「彼はここでこのような役目を負う人間ではない」というパーティの認識と「俺はここでこのような役目を負うしかない」という俺の認識とのズレによる感動というものがある。
  • 読者はパーティ側でも、俺側の認識でもどちらにでも感情移入していいのだけれど、結局はこの「俺」の損失を悲しむことになるに違いない。
  • 日常生活においては、そのような役割のズレが起こることは少ない。「ああ、あいつがやるでしょ」とか「どうせそれは君の仕事でしょう」という具合に、なあなあで仕事や作業の範囲は決められているのだ。だからまぁ、「あ、ごめんねー。そんなことまでやらせちゃって」ぐらいはがんばれば引き出せるにせよ、「○○ううううううう!! うぅ、どうして、どうして君があぁあ!」までは何があっても絶対にいかない。
  • それから、人生においては大体「先」がない。「先にいけ」といって本当に行ってしまわれては困るような塔を、みんなは昇っているのだ。

 −−−−−−−−−−

無駄話2

  • はてなでワッショイさんろくまーーる!!
  • あすみんの「ひだまりラジオ360」に癒される。かつて「ひだまりラジオ」には「ひだまり荘の住人」というコーナーがあって、そこでは「ちょっとアレなひだまり荘の住人たちを紹介してくださいね」という投稿コーナーだったのだが、夜中にチェーンソーを振り回すじいちゃんとか、1000円くれるけど、ある日突然全裸になったおじいちゃんとか、本当に「アレ」な人たちばかり紹介されて一番最後に紹介されたのが「疲れて病気になり、国のトップを不登校になったアベさん」だった。あすみん、がんばったよ。って僕は声優さんの苦労を思いやるのでした。でもあすみん(本名なんだっけ)は元々保母さんだったらしい。