Web S.E.

不定形な境界 ―アノニマス・ライフ 名を明かさない生命―

コンセプト NTTインターコミュニケーション・センター(通称ICC)は、日本では珍しいインタラクション・アート専門の美術館である。近美や国博といった、いわゆる「二文字の美術館」に比べると、知る人ぞ知る……という感じもある怪しげな、わかりにくい場所に…

ヒーローは必ず期待に答えるが、それを裏切ることはしない。 

Microsoft『HALO4』 Halo 4 リミテッド エディション 期間限定豪華3大予約特典& 【Amazon.co.jp限定】 数量限定特典「Halo インフィニティ マルチプレイヤー」 用DLC付き - Xbox360出版社/メーカー: 日本マイクロソフト発売日: 2012/11/08メディア: Video Ga…

歌舞伎町ロボットレストランに行って来ました

今回は趣向を変えて、ロボットレストランです。今年の春だかそのくらいに開店したばかりのお店ですが、新宿界隈でなんだかあやしげな巨大ロボットを積んだトラックを走らせ、やたら派手な宣伝をしていたので、ご存じの方も多いでしょう。 歌舞伎町、靖国通り…

野球美術と、ながさわたかひろの日常における芸術 

ながさわたかひろ展「プロ野球ぬりえ2012〜魔球の伝説〜」 日米両国において、野球はもはやスポーツである以上の意味を持ってしまっている。殊、アメリカにおいて野球は、まさしくアメリカ固有のスポーツである、という意識の下に、アメリカ史と野球史とは分…

偉大なる西部への鎮魂歌

『ウェスタン(原題:Once Upon A Time In Western)』セルジオ・レオーネ監督作品 ウエスタン [DVD]出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン発売日: 2011/04/28メディア: DVD クリック: 8回この商品を含むブログ (10件) を見る …

『蛙鳴』莫言 ―中国の「市民」小説―

『蛙鳴』莫言 蛙鳴(あめい)作者: 莫言,吉田富夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/05/01メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (24件) を見る これはある種の市民小説的な作品だ。トーマス・マン『ブッデンブローク…

私小説はいかにしてSFとなるか 

「田紳有楽」藤枝静男 田紳有楽・空気頭 (講談社文芸文庫)作者: 藤枝静男,川西政明出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/06/05メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 54回この商品を含むブログ (78件) を見る 稀代の私小説作家である藤枝静男の「田紳有楽」は、…

最も恐ろしく、楽しい変化球、ナックルボール 

Dave Clark『THE KNUCKLEBOOK』(2005, Ivan R. Dee) [rakuten:book:12681245:detail] 洋書ですみません。野球に興味ない方も、すみません。それでもこれは書かせてください。素晴らしく愉快な本です。著者のテンションは非常に高く、硬軟織り交ぜた語り口は…

「日常」としての「プロ野球」 

田中慎弥『神様のいない日本シリーズ』 神様のいない日本シリーズ (文春文庫)作者: 田中慎弥出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/04/10メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る 第140回芥川賞の選評では、選考委員に「なんでもか…

北野武は二度死ぬ 『アウトレイジ ビヨンド』

アウトレイジ ビヨンド 映画パンフレット 監督 北野武 キャスト ビートたけし、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世出版社/メーカー: ワーナーメディア: パンフレット クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る 前作、ビートた…

北野武の葬送『アウトレイジ』

アウトレイジ [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2010/12/03メディア: DVD購入: 10人 クリック: 137回この商品を含むブログ (179件) を見る 『アウトレイジ』は、すべてのヤクザ映画、そして北野武の葬送である。北野はこの映画をもって、自…

第九回 そして最終回まとめ、あるいは自分たちの話

たたた:ここまでほんっとに取り留めなく話してきましたが(笑)、そろそろまとめに入りましょうか。 とんかつ:しかしこれをまとめるのって、どうやるんだw 一年を総括するって、とても乱暴だと思うんだけど、やる意味あるのかしらw 結局さ、こんなことあ…

第八回 アニメやゲームも忘れてないです。

たたた: 今年はアニメとゲームが非常に熱かったように思います。経済規模自体は微妙に小さくなったのかもしれないけれど、地震の、社会的な影響をあまり「受けない」消費コンテンツだったことが幸いしたのかもしれない。 とんかつ: あ、ごめん。そのへんぜ…

第七回 またしても企画展。それから思い出したように、書物。

とんかつ:梅田くん、美術館とか博物館とか、そういう方面でなにか面白いのあった? たたた: そうねー。美術館的にはいくつかあるけれど、去年の阿修羅展みたいにすごく話題になった展示はなかったですよね。大型展示は文化財なんかの「ご開帳」系が多かっ…

第六回 日常系/演劇/

とんかつ: 『けいおん!』はよく知らないけど、でも何かは起こるわけだし、全体での物語の起伏はあるんでしょう? ワイズマンの映画は、常に何かが起こっているともいえるし、ずっと何も起こっていないとも言える。 たたた:ワイズマン観たくなってきた。な…

第五回 2011年いろいろ。企画展/映画あたり

たたた: 2011年、本以外に面白かったもの、他にはどんなのあった? とんかつ: まずは年頭の、横浜美術館での高嶺格の企画展、「とおくてよくみえない」は挙げておきたい。帰ってからもあーだこーだ考えて、かなり楽しめた。「在日の恋人」も、本が出て…

第四回 2011年総まとめ たたたんの選ぶ書物編

たたた: とんかつ君に語らせっぱなしでした。えっとねぇ。3月4月はほんとに落魄しててぜんぜん記憶にないんだよ。でも感覚的にいえば、話題になった本って、多く今年の後半にでたものが多かったかなーと思うな。 とんかつ: おれも挙げたのは、後半の本が…

第三回 こんどこそ本当にまとめをはじめよう! かつとんたろうが選ぶ書物編

とんかつ: っていうことでこの話はきり上げましょう(笑)。 たたた: そうですね(笑)。 たたた: では、とんかつ君的に、今年面白かった本とか映画とか音楽とか、なんかありますか? とんかつ: とりあえず増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかった…

第二回 ほんとうにまとめを始めよう!

たたた:じゃあ今年のカルチャー総括的な感じでいきますか! とんかつ君はどうでしたかすか? とんかつ:カルチャー総括か。そうね、周りでは震災の影響を受けて、そういう本だったりトークイベントだったりっていうのがあるのを、twitterとかで見てきたけど…

「ラスプーチンのゆく年くる年! 〜2011年目にとまったもの総まとめ〜」

おしゃべりする人 安倉義たたた × かつとんたろう 第一回 まとめをはじめよう! たたた:今日は2011年のひだらす的カルチャーまとめをやろうかなーという企画ですね。題しまして「左隣のゆく年くる年!」。ニコ生PLANETSの後塵を拝するわけじゃないけど…

Sebastianとmahakoyoの対話篇

mahakoyo: こんにちは、mahakoyoです。 今回の企画では、音楽の話をしていきたいと思います。 今回の、と言っておいてなんですが、次回があるかはわかりませんwさて、良い音楽には、音楽として良い理由があるのだと思います。音楽を言葉で汲み尽くすことは…

緊急企画! 第一回『宇宙ショーへようこそ!』大対談

http://www.uchushow.net/index.html 宇宙ショ−、はじまるよお!たたた:今回は、特別企画として、かつとんたろう君と僕とで『宇宙ショーへようこそ!』についてディスカッションを行います。 発端は、ツイッター上で巧君と、とんかつ君、それから僕で『宇宙…

日々のなんたる<6>

オリジナルサイズ、原寸大で読みたい方は、こちらからどうぞ。表紙 1P 2P 3P 4P 5Pご意見ご感想、お待ちしております(笑)

日々のなんたる<5>

日々のなんたる<4>

日々のなんたる<3>

日々のなんたる<2>

日々のなんたる<1>

芥川圭一最新作「日々のなんたるか」予告。

えー、いよいよ『S.E.VOL3』の作成めどが大体つきました。最悪「落ち」るかもしれませんが、スタッフ一同全力で望む所存であります。 で、S.E.VOL3発刊可能性記念として、明日から久しぶりの『Web S.E.』が開始されます。芥河圭一氏…

ひだらすとんかつ一枚目!

各種同人誌即売会にひだらすが参加したのちのアフターは、なぜかとんかつ屋である。 そこには少なからず、ぼくの趣味と名前が影響しているのであろう。 その影響の責任を果たすために、ちょっとしたとんかつ小話と、今回のとんかつ評を書いておこう。 5月1…